今日は、午前中に注文を頂いているビッグサイズの浮き玉キャンドルのスタンドを作り、午後から我が師匠K氏に会いに行ってきた。
K氏は、うちの2代目のお弟子さん。うちには沢山の職人さんがいたが、その中でもK氏はとても器用で腕の良い職人だった。昔の硝子職人は気性も荒く酒飲みが多かったが、彼は酒もやらず人の悪口も言わない優しい温厚な人で、小柄なヒョロい身体(ルパンの足!)なのに1尺5寸(直径45cm重さ8kg)の特大浮き玉を軽く吹き上げ、水差しや鯉のオブジェなんかも作っていた。
現在84歳。さすがに年のせいか、一般的な話はちょっと?な感じだったけど、硝子や窯の話になるとまるで現役のようなしっかりした会話ができたし、分からない事を教えてくれたりもした。"今度行ったら教えるよ"って、脚元もおぼつかないのに! アタマ下がります! ホント、硝子が人生の全てだったんだな~。
浮き玉
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